学校長ブログ

 ・社会に開かれた教育課程
 
 次代の教育におけるキーワードの一つですが、どこまで踏み込んで学校教育に落とし込むか大きな課題となっています。
 大上段に構えた書き出し、書き手は気合十分、読み手にとっては退々屈々なブログ(笑)!
 
 中学生と一緒に「子どもの人権」について学ぶ目的で5月31日(木)、「ユニセフハウス」(東京都港区高輪台)を訪問し、現地で1時間半ほど学習をしました。
 
 
 <日本がたどった道>
 担当者から1949年から1964年(東京オリンピック開催の年)までの15年間「ユニセフ」からの支援を受けていた。その支援総額は約65億円に上ったというお話も伺いました。
 
 <支援の一例>
 ・学校給食などで飲む脱脂粉乳
 ・衣類製造のための原綿
 ・障害のある子どもたちが使用する医療機材
 
 <来た道の思い出>
 そういえば給食で唾液を持って行かれながらボリボリモグモグとコッペパンを食べたなあ。給食を残すことなどもってのほかだと考えられていた時代であり脱脂粉乳もゴクゴクと飲んだっけ。そんな記憶が蘇ってきました。
 
 
 <生徒のお礼の言葉>(社会に開かれた学びの成果ですね。心が変われば……)
 ユニセフハウスの展示や活動について説明していただき、自分が、自分たちがどんなに恵まれた環境にいるか、ということを痛感いたしました。なので、これからの生活では、この恵まれた環境に感謝し、大事にしていきたいです。また、大変な状況にいる世界の子どもたちに対しても、募金活動に積極的に参加するなどをしていきたいと思いました。
(中学3年 王欣鴻(オウ シンホン))
 
 <中学校の「総合的な学習の時間」の今後の予定>
 「持続可能な開発目標(SDGs)の中の人権問題」→「外国人の人権」→今回の「ユニセフハウス」訪問→今後は「女性の人権」→「障害者の人権」→「人権プラザ」訪問
 
…みんなで登山

 「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」。これは、アニメ映画「紅の豚」の台詞です。
 「森は何年もかけて出来上がるのよ。私たちの祖先が、この森と暮らし始めて、何年も手入れして、今じゃ数少ないホタルが棲む貴重な森になった。」
これは昨年の「ひなづる祭」で上演された中学校有志による劇「受ケ継ガレルモノ」の台詞です。
 
~あらすじ~
 豊かな自然溢れる里山にあるのどかな町、今日も子供たちのにぎやかな声が聞こえてきます。ある日、そんな里山に開発の計画が!開発するのか、町のみんなが愛する里山を守るのか、二つの間で揺れる市長。そんな中、住民たちが立ち上がる!はたして、愛する里山を守ることができるのでしょうか。
 
 二項対立的課題をどのような考えによって解決していくのでしょうか。劇を観ることのできない方に子どもたちの思考の世界をお伝えすると、こんな感じでしょうか。
 
↓↓<下図をクリックすると画像が開きます>↓↓

 
 え、味気ない。やはり、そうですよ。
…みんなで登山

この時期の旬の食べ物に「新じゃが」があります。
皆さん、モリモリと食べていますか。
新たな生命力を取り込み更に元気になっていますか。
 
ところで、5月17日の誕生花が「ジャガイモ」であることをご存じでしたか。
私ですか、ブログを書くために色々と調べていて、それで知りました。
 
5月17日が貞静学園の創立記念日です。
 
今年は貞静学園創立88年に当たります。
この5月17日はまた、貞静学園の創立者高橋マキ先生のお誕生日でもあります。
マキ先生は、現在の群馬県前橋市に、明治18年5月17日にお生まれになりました。
 
マキ先生は、現在の群馬大学を卒業後、更にお茶の水女子大学で国語と体育を専攻されました。
教師生活を続ける中で、西欧の教育視察をしたいと大正14年、40歳で渡欧します。
45歳の時に、次代を担う子どもたちを育てる女性の育成を教育理念として、この地に貞静学園を創設されました。
 
当時の時代背景を思えば、貞静学園の創設には並々ならぬ決意をお持ちになったのではないかと思います。
 
 
「朝清掃で気持ちの良い朝を」M・K(女子生徒)
 
私が朝清掃する上で思っていることは、門の回りや玄関を清掃してキレイにすることによって、
気持ちまでキレイになり一日の始まりを気持ちよくスタートできることです。
そうすることにより、朝登校した生徒が掃除されたキレイな玄関に迎えられて、とても気持ちが良いと思います。
この朝清掃は、各クラスで当番制になっていて、必ず全員に回ってきます。
貞静学園の伝統的な取り組みです。

 
 
「朝清掃について」K・S(男子生徒)
 
当初はなんでやらないといけないのか、面倒くさいなと思っていました。
二年三年と進級していくにつれて、自分の人生に「為になることなのだな」と感じていきました

 
 
朝清掃で生徒は心を磨いています。
綺麗な玄関が生徒やお客様を迎える貞静学園です。
 
…みんなで登山

10日後には中間試験になります。
 
中間試験を目前にしてどんなことを思いますか。
「中間試験、頑張るぞ!」そんな言葉ですか。それとも目標や勉強の計画をしっかりとイメージしますか。
今回は、運動なら粘り強く頑張れるけれど、勉強は、(国語が、数学は、英語も……)苦手だという生徒を「金槌」(泳げない人)に見立てて、そういう人に刺さる言葉とはどんな言葉かを想像してみることにしましょう。
 
 
 父親 「人生、人のせいにするな!」
    「人生を楽しいものにするのは自分の力なんだ。誰かがしてくれるものじゃないんだ」
 息子 「お父さんは、俺のこと、どうでもいいんじゃないか。俺なんか、死んだ方がいいと思ってるんだ」
     (と、吐き捨てるように言い、海に飛び込む)
 先生 「直也君、泳げないんですよ」
     (直也は、犬かきもできずに手をばたつかせている)
 父親 「泳いでこい、直也。生きていたいと思うなら泳いでこい。
     親を恨んで世の中を恨んで溺れて死ぬ気なのかそんなつまらない人生を送るつもりなのか
     (直也は溺れかけ、ただ手をばたつかせているだけである)
 父親 「直也、泳いでこい、ほら、泳いでこい。
     必死で生きようと思えば、手をさしのべてくれる人がいる。俺はそうやって生きてきたんだ」
     (…直也は、やっと父親と手を握れる距離まで海を移動した)
 
 
この会話は映画(『俺たちの旅-30年目の運命-』)の一コマです。
実際であれは、同じように金槌であったとしても海に飛び込んで溺れている人を助けようとする、そう気持ちが動くでしょう。
直也君は父親の叫びに自身の生きる底力を呼び覚まされたのだと管見な解釈をしています。
この一コマを敷衍して捉えれば、直也君は「何を」「どのようにすればいいのか」を感じ取れたから岸まで移動できたのではないか。
 
勉強に話を戻せば、「何を」「どのようにすればいいのか」を伝える言葉が「人の心に刺さる言葉」なのではないかと思います。
 
あなたは「心に刺さる言葉」をかけてもらえていますか。
「心に刺さる言葉」を受け止められていますか。
どれだけ「心に刺さる言葉」を見つけていますか
 
…みんなで登山

年齢を問わず「自分の大切にしている人が笑うと自分も笑みがこぼれてしまう」、
そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
標題の言葉は、4月28日(土)『朝日新聞』の「折々のことば」の一節なのですが、
つい最近も「笑みをこぼしている」場面に触れることがありました。
「やってるな」と思いました。今回は、そんな風景について書くことにします。
 
その風景は、時は4月26日(木)午前11時頃だったか。
場所は山梨県にある「レイクホテル西湖」。
その日は、湖畔の東方に雪を冠した富士山が青空に映えていました。
「笑みをこぼしている」風景は、そのホテル内の「さくらの間」での一コマです。
「第2回単語王決定戦」の採点終了後のことでした。
 
 
 生徒A 「ねえ、ねえ、先生。私、すごいと思わない。
 先生B 「どうして。」(と、低いテンション)
 生徒A 「私ってすごいでしょう。そう思わない。
      (と、ハイテンションで答案を先生の顔に近づけながら)
 生徒A 「1回目はさ、××点だったんだよ。でもさ、今回は○○点以上も上がったんだよ。私、えらいでしょう。
      (と、興奮が収まらない)
 先生B  「そりゃすごい。頑張ったね。よかったね…。
      (と、ハイテンションになる)
 
 
会話文には誇張した表現が1ミリだけあるかもしれません。
でも、私は、努力の成果を素直に言葉にしたり全身であらわしたりしているあの生徒、
自己肯定するあの生徒の笑顔
を今でも忘れていません。
 
「あなたが笑うとあなたの大切な人が笑うよ」。
万緑のこの時節、「あなたが笑う」ことを楽しみに力を傾けている人(友人・保護者・教職員…)がいますよ。
 
今回は、「あなたが笑う」とあなたを大切に思う人が笑うについてお話ししました。
 
…みんなで登山

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