一学期終業式 式辞

 4月7日からスタートして約四ヶ月が過ぎました。この四ヶ月を振り返ると様々なことがありましたが,大きな事故や怪我もなく522名の生徒の皆さんが無事終業式を迎えられたことは何よりと考えます。

 四月のはじめに建学の精神の話と次の二つのことを話しました。 「一つ目は,集団生活を通して皆さん一人一人の「生きる力」を育てて欲しいということ」「二つ目は,正しい生活習慣を身に付けて欲しいということ」をお願いいたしました。

 さて、1学期を振り返り、如何でしたでしょうか。至誠・和敬・慈愛の三つの心は身についてきておりますか。心というものはいつも一定ではなく大きくぶれることが間々ありますので、何時も安定した心持を保ち続けることは確かに難しいことではありますが、「心の中に物差し」を持ち、自分の行いを見つめなおす姿勢を持ち続けてください。さて、今年、私が皆さん方に期待していることは、「主体性を持つ」こととしております。私の時代は価値観が一つ或いはいくつかに限定され、選択することに迷いのない時代の流れがありました。従って人から言われて行うことや言われることを待っているような人でも生きていくことが出来ましたが、皆さん方が生きているこの時代、もしくは活躍が期待されている時代は、価値観が多様化し、情報がたくさんあふれている時代であり、何が大切か、何をなすべきかは自分自身の判断で見つけて実行していく時代であることは間違いありません。求められているのは何事も自らやるべきことを見つけ行動できる人であり、その過程での失敗にめげず、何度でも挑戦していく粘りとやる気のある人です。

 皆さんもよく知っているメジャーリーガーのイチロー選手は。「壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。」と話しております。この言葉の示すものは,イチロー選手の限りない前向きな姿勢であり、待っていては道は開かれないということです。自分から取り組み、努力し続けることでしか壁は乗り越えられない。頑張っているから得られる試練であり、その先には希望や未来が見えてくるということです。ただ努力するのではなく、他律的ではなく自律したひとりの人間として主体的に考え・判断し・行動できることで、自分で立派に一人前に生きていく事が出来ます。

 この夏休みの期間中、様々なことに挑戦する機会があると思いますが、この言葉を思い出し、自分自身の成長につながる努力や取り組みを進めてください。頼れるのは、今頑張っている自分です。また、本校で推進していますボランティア活動にも積極的に取り組んでいただきたいと思っております。本格的なボランティアでなくても,お家の人のため,或いは地域のために何かお手伝いを42日間きっちりと取り組んでみて下さい。花の水まき,愛犬の散歩,お母さんの買い物代行,などどんな些細な事でも良いです。人の役に立つ経験をしてみて下さい。毎日続けるのは大変ですが人に感謝されるって事は凄く気持ちの良いことです。今の時代,自分のことしか考えない人が多く,たくさんの人と繋がりがもてなく,孤独な人が多いとも聞いています。このチャンスに家族や地域の人との繋がりを再確認して下さい。更に,この42日間に何をするのか,目標と計画をしっかり立てることをお願いします。何となく過ごすのと,これをマスターするとか,何かに挑戦するとか,随分と違いが出てきます。勉強には近道はないのです。「継続は力なり」「千里の道も一歩から」などコツコツ続けることで力をためていくことでしかありません。地道な努力を重ねることが出来るというのも一つの才能です。

 例えば、一度にフルマラソン42?を走るのは難しいでのすが、1日1?,或いは3?、5?と少しづつ力をつけて粘り強く目標をもって頑張ればいつかは42?を完走しゴールにたどり着きます。勉強も同じです。目標を立て、方法を考え、諦めない強い心でこの夏に何かをなし遂げてみてください。

 特に高校3年生は、人生を左右する受験を控えている訳です。受験はすべて段取りとも言われことがあります。しっかりと先を見通して、確かな計画を立てて着実な歩みを進めてください。最後に,温暖化の影響なのか暑い夏が予測されます。特に、熱中症による事故が増えておりますので、水分補給など細目に取るなに気を配り,健康で過ごして下さい。また、毎年繰り返される水の事故,身近なところで起きる交通事故等にも十分気を付けて安全な夏休みをお送りください。

 9月1日に明るく元気な笑顔の皆さんと会えることを楽しみにしております。

平成27年度がスタートしました

 昨年度は大変お世話になりました。引き続き学校経営を推進してまいります。校長の新橋成夫
でございます。一年間、月一でのブログの更新を継続してまいります。おつきあいください。
平成27年度、4月7日の始業式に始まり、翌日の入学式も多くの保護者の皆様方のご臨席のもと無事終了し、スムーズにスタートいたしました。
4月の第2週より、様々なオリエンテーションを通して、新しい学級に慣れることや約束事等の確認を行いました。また、活動を支える大事な体のチェックとして健康診断や内科検診などが行われました。いよいよ13日から本格的に授業が開始され、ま新しい教科書を開き、新しい教科の先生との出会もあり、いい意味での緊張感の中、順調な取り組みが開始されました。
 今年度は、昨年度の反省に立ち、生徒一人一人へ、「授業への集中度を高め、高い目標をもってより主体的に活動する」ことをお願いしております。特に、グローバル化の中で求められている、「自ら考え、判断し、行動できる日本人の育成」を受け、本校のキャリア教育全体での実践や学校行事等において、生徒の主体性の伸長をねらいとした取り組みを積極的に推進してまいります。
また、本校の教育の柱である「心の教育、至誠・和敬・慈愛」の育成は、ぶれずにゆるまずの変わらぬ姿勢で取り組んでまいります。
 今年度も皆様方からのご支援ご指導よろしくお願い申し上げます。

26年度終了 「ありがとうございました」

3月8日の卒業証書授与式、多くの皆様方に見守られながら感動の中無事終了できました。
3月11日から15日(中学生が一日短い日程)のスキー学習、ウインタースポーツを心ゆくまで満喫し予定通りに事故なく無事終了できました。
3月12日から16日の高2修学旅行、最後のハワイでの修学旅行は、天候にも恵まれ全日程を予定通り無事行ってまいりました。
3月20日の修了式、中高1・2年生の全員が無事進級(仮進級含)することができました。
3月24日吹奏楽部・ダンス部第20回定期リサイタル、多くの観客をお迎えして素晴らしいパフォーマンスができました。
まとめの3月は、行事が集中して大変でしたがすべて生徒たちのがんばりと教職員のチームワーク、そしてご家庭の多大なるご支援の下、滞りなく期待以上の成果を挙げて終了することができました。感謝申し上げます。
今年度の取り組みのすべてが終了しましたが、課題も多く残っております。次年度には少しでも解決させるとともに大きく飛躍できるよう頑張りますので、変わらぬご支援ご指導お願い申し上げます。
一年間にわたるつたない「校長ブログ」、ご高覧を賜り誠にありがとうございました。

卒業生との時間

2月26日 高校3年生の卒業研修に同行して劇団四季の「リトルマーメイド」を鑑賞してまいりました。
受験も終盤に差し掛かり、少しのゆとりの中で情操教育の一環として実施されました。
日頃の緊張から解き放されて、生徒たちの顔にも笑みが多く、穏やかな時間を過ごすことができました。上演中は、一人一人の顔は見えませんが、時折聞こえる笑い声や歓声、拍手に何かしら「ホッ」とする瞬間でもありました。
また、2月27日は、中学3年生の最後の家庭科での調理実習の試食会にご招待をいただきました。煮込みハンバーグにスープとデザートを頂きました。更に栽培の実習で育てたお米も味うことができました。生徒の成長を感じる瞬間でした。
この先、まだ進路が決まらない生徒たちの健闘を祈るとともに来たる3月8日の卒業証書授与式が新しい人生の門出として期待と感動に包まれることを強く願っております。
ありがとう 3年生!

3学期始業式式辞

おはようございます。年が明けて新年のあいさつをしたいところですが、身内に不幸があり差し控えますが、皆さんにとって良い一年であるようご祈念申し上げます。
さて、穏やかな冬休みでした。幸いにも大きな事故もなく無事終了できたようです。健康で安全な生活が出来て大変嬉しく思います。
 いよいよ2015年が始まりました。今年は「未」年です。昨年の暮れにも申しましたが、羊は群れをなして行動するため、家族の安泰や平和をもたらす縁起物とされています。それにあやかって,皆さんも家族や兄弟或いは友達と仲良く行動して、平和な一年にしていきましょう。
さて,一年の計は元旦にありと言われております。皆さんは,1月1日,元旦にどんな目標を立てましたか。今年こそ長年の夢を実現するぞ,今年はこんな事に挑戦しよう。或いは,昨年の反省からこんな点を改善したい等,何か抱負や目標,夢をもった事と思います。
 しかし,なかなか上手くいかないのが現実です。皆さんの中には,どうせ無理だからとか,上手くいった試しがない等とやる前から諦めている人は居ませんか。上手くいかない事は,決して悪い事ではありません。諦めて何もやらない事の方が悪い事だと思います。
 昔から「千里の道も一歩から」,「人生七転び八起き」,等と良い諺があります。はじめの一歩を歩み出せない人には明るい未来は訪れないし,人生を切り開いてはいけないことは明白です。それは,何時も「成るようにしか成らない」と,いう言葉で逃げ回った人生でしかなかったり,或いは,やる前に頭の中で結果を作り上げて,諦めてしまう人であったり,一度の失敗で挑戦する勇気を亡くした人であったりと,その場に立ちつくし,他人任せの人生でしかあり得ません。失敗してもめげずに進んでいく精神,立ち止まらず前に進む勇気,二度と同じ失敗を繰り返さない知恵を身に付けて,この一年確かな歩みをして欲しいと思っております。干支のひつじは、「未」という字を使います。未が来ると書いて「未来」と読めます。明るい未来が訪れるよう一人ひとり頑張りましょう。 
 そこで,中学・高校の3年生の皆さんには,自分の進路を選択する受験に向けて,弱気に成らず,勇気を持って挑戦し,自分自身の力で道を切り開いていって下さい。先が見えなくて不安もあります。迷いも起きます。でも,皆さんの周りには優しい家族や頼りになる先生方がついています。安心して頑張って下さい。本当に大事な3学期です。一日一日真剣に取り組み,充実した日々を送り有終の美を飾れるようお願いします。
 1,2年生は,一年のまとめという大切な3学期です。次のステップに進む大切な学期であり準備期間であります。疎かにせず,しっかりと足元を見て確実に一歩ずつ積み上げていって下さい。勉強には近道はありません。楽して知識は身に付きません。苦労して手に入れるものです。
最後に,建学の精神「至誠・和敬・慈愛」をしっかり受け止め、将来或いはすぐにでも社会に役立つ人間としての自覚を高め、日々の行いに責任を持った行動を心掛けてください。そのことが身に付いていくことにより、一人一人が相手を思いやり,そして相手の痛みを自分の痛みと感じられる感性を磨き,いじめのない明るい学校生活を送れるようになると思います。一人の実践でなく皆でで協力していきましょう。
その第一歩として、本校の自慢の活動であるあいさつ運動を心を込めて実践し、特に,朝の挨拶だけでなく,廊下での挨拶,授業の始まり終わりの挨拶,帰りの挨拶など互いに笑顔で交わせるようなるといいな?と思っています。そして,3学期の終わりには日本で一番の礼儀ある学校として評価を受けると共に伝統の一つとして新たに入学してくる後輩達に引き継げるよう頑張って下さい。

2学期終業式 式辞

おはようございます。
 三つの学期の中で一番長く,行事の多い二学期もいよいよ終わりを迎えることとなりました。ここに大きな事故,怪我やトラブルもなく無事に終業式を執り行えることに心より嬉しく思っております。
 この2学期は,沢山の実りがありました。少し振り返ってみたいと思います。
 はじめに、9月の文化祭「ひなづる祭」では,「輝け貞静の色」のテーマの下、全校挙げての綿密な準備を進め、中身の濃い二日間を過ごしました。ご参加いただいた皆様方からは、盛りだくさんの内容でとても楽しかった。或いは、生徒の皆さんの素晴らしいパフォーマンスに感動しましたなどの高評価を沢山いただきました。生徒会の皆さんをはじめ、実行委員会の皆さんが中心となって成功に導いていただけました。また、各学年・学級の皆さんの頑張りも大変良かったと思います。改めてここに感謝申し上げます。
 しかし,一方では「鑑賞態度がうるさくて発表を楽しく見ることが出来なかった」など、厳しいご指摘をいただいた点もありましたので、次年度への課題として受けてめ、よりよい文化祭へと改善していきましょう。
 10月の赤い羽根の募金活動、11月の献血では,本校の建学の精神に基づいた社会貢献のねらいに即した素晴らしい活動が実践されました。10月の赤い羽根の募金活動では、募金額は2百万円を超す多額の募金をいただきました。皆さんの頑張りと募金に協力をいただいた多くの方々に感謝申し上げます。
11月の献血では、昨年以上の生徒の皆さんに献血への協力を頂きました。
また、1学期に比べて表彰する機会が多くありました。日頃の授業で学んだことや練習の成果が少しづつ発揮され、運動部や文化部の活躍を嬉しく思います。今後も各部活動において、しっかり取り組み好成績を残し,社会にアピールしていきましょう。その他では、オーストラリアのバンダバーグ高校との国際交流がありました。日本の文化の紹介や体験活動を通して互いの国の良さを学ぶことが出来ました。皆さんもこの二学期間を振り返って、大きく成長できたことや課題の部分を確認して、改善に向けて取り組んでください。。
 最後に,お願いを一つします。それは,安全で健康的で充実した冬休みを送って欲しいと言うことです。年末を迎え世の中が少し落ち着かなくなってくると、不審者によるいたずらや交通事故による死亡事故が増えてきます。その他様々な犯罪に子供達が巻き込まれることが多くなります。皆さん方一人一人がこの冬休み期間中においても,落ち着いて行動をしてほしいと願っております。交通事故や不審者から身を守ること,先日の大塚警察署の方からの指導を思い出し、犯罪に巻き込まれないこと或いは起こさないようにお願いいたします。全て自分自身の心がけです。最近では安全は,誰かを当てにせず自分で作り上げるものと言われております。注意力散漫な生活をしないようにしましょう。そして,規則正しい生活習慣の実行です。もう耳にたこができるほどお願いしていますが,まだ実行できていない人がおります。望ましい生活習慣こそが学力向上の第一歩です。中高の3年生の皆さん,受験を前に夜更かし,夜遊びは禁物ですよ。試験は早朝から始まります。朝型人間になって下さい。また、すでに進路が決まった生徒は、次のステップへの準備へと歩を進めてください。
 来年は2015年,平成27年は未年です。羊は群れをなして行動するため、家族の安泰や平和をもたらす縁起物とされています。
 それにあやかって,皆さんも家族や兄弟或いは友達と仲良く行動して、平和な一年にしていきましょう。
 一足早いですが,良いお年をお迎え下さい。

校庭に秋の訪れ

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11月も終わり近づき、寒さが一段と厳しく
なってまいりました。
「もうすぐ冬だなー」と体から感じたのですが、
周りをよく見ると季節の移り変わりが進んで
おりました。本校のシンボルツリーである校
庭の銀杏の木が見事に黄葉していました。
しばし時を忘れ眺めていると、生徒たちから
「きれいですね!」と声をかけられました。
もう北海道では雪が積もっているとのニュー
スを耳にしますが、ここ東京では遅い秋を感
じています。校庭に植栽された他の木々もき
れいに紅葉し、季節の変化を身近で満喫し
ております。
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  平成26年も残すところ1ケ月となります。
生徒の成長の変化感じながら、季節の変化
を楽しむのもいいものです

赤い羽根共同募金から見えるもの

「おはようございまーす。」
「赤い羽根の共同募金に、ご協力お願いしまーす。」
「ご協力ありがとうございました。」
朝の通勤・通学時間に始まった共同募金活動。
通り過ぎる人々の様子は、気ぜわしく目もくれない人、ちらっと見て通り過ぎる人、ささーっと来て、募金をしてくれる人、生徒たちに話しかけながら募金をしてくれる人。
様々であった。
出足は、恥ずかしそうに声を出したり、ややうつむき加減に立っていたりと、居心地が悪そうに落着きない様子であった。しかし、少しづつ声も大きくなり、真剣に訴えかける姿には、頼もしささえ感じました。
立つ場所も様々で、人通りの多いところもあれば、通勤時間が過ぎればほとんど人が通らないところもありましたが、場所に左右されずに変わらぬ姿勢で必死に声を出して募金をお願いしておりました。改めて感動を覚えました。
この10月1日の風景は、違ったものも見えてきました。
かつてはこの時期の風景として、色々なな立場の人が寄り添って、社会福祉のためにと街の至る所で見かけたものでしたが、駅の構内に響き渡る声は、本校の生徒の声だけでした。
違う場所や街々で活動はなされているとは思いますが、スタイルや方法は変わってきているのですね。
そして、多くの方は、にこやかに笑いかけて、「頑張ってね。」と励ましてくれましたが、
しばらくすると、「うるさいから向こうでやってくれ。」と、子供たちをうっとしがる店の方。或いは、「このお金は本当に福祉に使われているのか君たち分かっているの。」と嫌味な質問を返してくる人など、生徒たちを目の敵にするような心無い言葉や態度には、一人の大人としてとても残念でした。
この活動は、本学園の建学の精神に沿った意義深い活動であり、昭和の時代から伝統的に実践されてきたものです。この活動を通して培われる教育的効果は計り知れません。人のために頑張るということが色あせてきている昨今を考えると、なおさら簡単に中止とする活動ではないと考えています。
変わらぬ生徒の募金活動への取り組む姿に、無くしてはならないものがまた一つ見えてきました。

二学期始業式 式辞

おはようございます。
42日間の長い夏休みも,終わってみれば「あっ」という間でしたね。幸いにも全校生徒,誰一人大きな事故怪我にも合わず無事に過ごしてくれたことを大変嬉しく思います。みなさんの顔を見ると真っ黒に日焼けしている人が多く,一段と逞しくなってきたなーと感じます。
 今年の夏休みは,様々な社会問題が発生しました。特に同級生による殺人事件や家出した少女が殺害される等の常軌を逸した事件の報道がメディアを通して届き、私自身大きなショックを受けました。また、この8月の豪雨による大雨洪水等が各地で発生し、特に広島県など西日本では大きな被害を受け、多くの尊い命が失われました。水の事故や山での遭難も相次ぎました。
改めて、皆さんと共に亡くなられた方へのご冥福を祈り哀悼の意を表したいと思います。
一方、甲子園をはじめ日本各地で例年に負けない高校生や中学生の皆さんの溌剌としたプレーが繰り広げられ、多くの人たちに感動と勇気をいただきました。「日本の未来を担う若者達がここにいる。」という嬉しさがこみ上げてきました。結果は時の運もあり予想を超えるものや,実力通りの結果となり悲喜こもごもでありますが、出来るなら全ての選手やチームに優勝の栄誉を与えてあげたいと思います。特に軟式野球は延長に次ぐ延長で50回を戦うという壮絶な試合でした。
 来年度は、ここにいる本校の生徒の中から関東大会或いは全国大会に出場する選手やチームが出現することを期待しております。それには、日頃からの練習や個々の努力が大切です。高い目標や意識をもって望むことから道は開かれます。諦めず頑張ってください。君たちはまだまだ伸びざかりです。6年先の東京オリンピック選手の候補の一人としての可能性を持っているわけです。また、スポーツだけではありません。文化面でも大いに期待しております。精進して下さい。
 さて,長い2学期が始まります。そして,沢山の行事も控えております。近いところでは,9月20日のひなづる祭があります。生徒会や3年生のみなさんを中心に一学期から準備など一生懸命取り組んでいる姿を見かけました。その成果を楽しみにしています。ひなづる祭を成功させるためには,生徒会,実行委員会などのみなさんが一致団結して,生徒のみなさんの先頭に立ち元気に取り組むことが大事です。又,生徒一人一人がそれに協力し,真剣に活動に参加することだと思います。昨年の反省を生かして,それぞれの置かれている状況には違いがあるが、互いの立場を尊重して自分のできることを精一杯取り組む姿を見せてください。自分を育てる力は,特別なことでなく,毎日の積み重ねを疎かにしない,たゆまぬ歩みに他ありません。当たり前のことを当たり前に出来ることが偉大なことだと思います。
  この2学期は,高校3年生或いは中学3年生にとって将来への足がかりとなる大変大事な時期となります。早い人では受験がまじかに迫っていますが、しかし,中にはまだまだ先と甘い考えに浸り,誘惑に負けたり或いは目的が希薄でぼけーっと過ごす人が若干いると聞いております。それは受験への不安から勉強が手につかず,楽な方に逃げてしまう事やクラブから解放され,何時までも遊び気分から抜けきれずだらけた生活に明け暮れる事からきているかもしれません。確かに人は、弱い面を誰もが持ち合わせていますが,それに何時までも甘えていることは何の成長をもたらしません。自分を甘やかす言い訳は沢山あります。「後悔先に立たず」です。あの時勉強しておけば,あの一言で目が覚めていたらと悔やむことのなきよう,自分で出来ることから確実に取り組むことが大事です。目先の不安や誘惑に惑わされず自分の目標をしっかり持ち,1日も早く頑張りモードに切り替えて下さい。
最後に,1学期にも申し上げましたが,2学期も同じように,建学の精神である「社会や人の役に立つ人間」としての成長をお願いすると共に基本的生活習慣の定着もお願いします。夏休み中に乱れた生活習慣で過ごした人もいたかと思います。一日も早く学校生活のリズムを取り戻して,夏休み気分から抜け出して,何となく,だらだらと,適当に,自分勝手に等の気持ちで生活することの無いように自分自身を高めていきましょう。そして,目的や目標を定めて計画的に精一杯の取り組みを実践し,安全で楽しい学校生活を更に作り上げていきましょう。

一学期終業式 式辞

4月7日からスタートして約四ヶ月が過ぎました。この四ヶ月を振り返ると様々なことがありましたが,大きな事故や怪我もなく559名の生徒の皆さんが無事終業式を迎えられたことは何よりと考えます。特に欠席者ゼロを達成した1年7組の実践は素晴らしいと思います。2学期はさらに多くのクラスが達成できることを期待します。
 さて,四月のはじめに建学の精神の話と次の二つのことを話しました。「一つ目は,集団生活を通して皆さん一人一人の「生きる力」を育てて欲しいということ」「二つ目は,正しい生活習慣を身に付けて欲しいということ」をお願いいたしました。さて、1学期を振り返り、如何でしたでしょうか。至誠・和敬・慈愛の三つの徳は身についてきておりますか。心というものはいつも一定ではなく大きくぶれることが間々ありますので、何時も安定した心持を保ち続けることは確かに難しいことではありますが、努力を積み重ねて行くことで近づいていきます。「千里の道も一歩からです」コツコツと粘り強く継続して、身に着けていきましょう。
 さて、お隣の中国には,「魚を与えるよりも,釣り針を与える方が良い。釣り針を与えるよりも,その釣り針の作り方を教える方が良い。」という諺があります。
 この諺の示すものは,ただ魚を貰っただけでは,その日だけお腹がふくらんだ満足だけで,次の日やそのまた次の日もお腹は減ります。こんな状況では常に誰かに頼り,明日に対する希望がもてません。でも,魚の釣り方を学べば,その不安はなくなりしっかりと自分で生きていけます。この事を勉強に置き換えてみれば,答えだけを聞いて,答えだけ知っていても理解したことになりません。ましてや自分の力にもなりません。その時だけ役に立ち、その場しのぎになっても次にはつながりません。自分で生きていくことが出来ません。しかし、この諺を実践していくことで、答えは見えないが,答えを出す方法や考え方が見付けられます。努力する力が身に付き、努力することの大切さが分かります。他律的ではなく自律したひとりの人間として主体的に考え・判断し・行動できることで、自分で立派に生きていく事が出来ます。 
 この夏休みの期間中、様々なことに挑戦する機会があると思いますが、この諺を思い出し、安易な道を選ばず、自分自身の成長につながる努力や取り組みを進めてください。また、本校で推進していますボランティア活動にも積極的に取り組んでいただきたいと思っております。
 本格的なボランティアでなくても,お家の人のため,或いは地域のために何かお手伝いを42日間きっちりと取り組んでみて下さい。水まき,犬の散歩,買い物,子守,布団あげ,玄関掃除などどんな些細な事でも良いです。人の役に立つ経験をしてみて下さい。毎日続けるのは大変でも人に感謝されるって事は凄く気持ちの良いことです。今の時代,自分のことしか考えない人が多く,たくさんの人と繋がりがもてなく,孤独な人が多いとも聞いています。このチャンスに家族や地域の人との繋がりを再確認して下さい。
更に,この42日間に何をするのか,目標と計画をしっかり立てることをお願いします。何となく過ごすのと,これをマスターするとか,何かに挑戦するとか,計画的に過ごすとでは,随分と違いが出てきます。1日1?走れば,約フルマラソン42?を走ったことになります。1日10個の単語を覚えれば420の単語をマスターできます。中学校で考えると、3年間で習う英単語の約3分の1に当たります。1日24時間のうち3時間勉強すれば126時間にもなります。この時間は,1学期間の2教科分或いは3教科分の時間になり,その復習が出来てしまいます。もっと欲を出せばもっともっとすごいことができます。特に高校3年生は、人生を左右する受験を控えている訳ですから、よりしっかりと計画を立てて着実な歩みを進めてください。
 最後に,温暖化の影響なのか暑い夏が予測されます。特に、熱中症による事故が増えておりますので、水分補給など細目に取るなに気を配り,健康で過ごして下さい。また、毎年繰り返される水の事故,身近なところで起きる交通事故等にも十分気を付けて安全な夏休みをお送りください。
 9月1日に明るく元気な笑顔の皆さんと会えることを楽しみにしております。