一学期終業式 式辞

 4月7日からスタートして約四ヶ月が過ぎました。この四ヶ月を振り返ると様々なことがありましたが,大きな事故や怪我もなく522名の生徒の皆さんが無事終業式を迎えられたことは何よりと考えます。

 四月のはじめに建学の精神の話と次の二つのことを話しました。 「一つ目は,集団生活を通して皆さん一人一人の「生きる力」を育てて欲しいということ」「二つ目は,正しい生活習慣を身に付けて欲しいということ」をお願いいたしました。

 さて、1学期を振り返り、如何でしたでしょうか。至誠・和敬・慈愛の三つの心は身についてきておりますか。心というものはいつも一定ではなく大きくぶれることが間々ありますので、何時も安定した心持を保ち続けることは確かに難しいことではありますが、「心の中に物差し」を持ち、自分の行いを見つめなおす姿勢を持ち続けてください。さて、今年、私が皆さん方に期待していることは、「主体性を持つ」こととしております。私の時代は価値観が一つ或いはいくつかに限定され、選択することに迷いのない時代の流れがありました。従って人から言われて行うことや言われることを待っているような人でも生きていくことが出来ましたが、皆さん方が生きているこの時代、もしくは活躍が期待されている時代は、価値観が多様化し、情報がたくさんあふれている時代であり、何が大切か、何をなすべきかは自分自身の判断で見つけて実行していく時代であることは間違いありません。求められているのは何事も自らやるべきことを見つけ行動できる人であり、その過程での失敗にめげず、何度でも挑戦していく粘りとやる気のある人です。

 皆さんもよく知っているメジャーリーガーのイチロー選手は。「壁というのは、できる人にしかやってこない。超えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている。」と話しております。この言葉の示すものは,イチロー選手の限りない前向きな姿勢であり、待っていては道は開かれないということです。自分から取り組み、努力し続けることでしか壁は乗り越えられない。頑張っているから得られる試練であり、その先には希望や未来が見えてくるということです。ただ努力するのではなく、他律的ではなく自律したひとりの人間として主体的に考え・判断し・行動できることで、自分で立派に一人前に生きていく事が出来ます。

 この夏休みの期間中、様々なことに挑戦する機会があると思いますが、この言葉を思い出し、自分自身の成長につながる努力や取り組みを進めてください。頼れるのは、今頑張っている自分です。また、本校で推進していますボランティア活動にも積極的に取り組んでいただきたいと思っております。本格的なボランティアでなくても,お家の人のため,或いは地域のために何かお手伝いを42日間きっちりと取り組んでみて下さい。花の水まき,愛犬の散歩,お母さんの買い物代行,などどんな些細な事でも良いです。人の役に立つ経験をしてみて下さい。毎日続けるのは大変ですが人に感謝されるって事は凄く気持ちの良いことです。今の時代,自分のことしか考えない人が多く,たくさんの人と繋がりがもてなく,孤独な人が多いとも聞いています。このチャンスに家族や地域の人との繋がりを再確認して下さい。更に,この42日間に何をするのか,目標と計画をしっかり立てることをお願いします。何となく過ごすのと,これをマスターするとか,何かに挑戦するとか,随分と違いが出てきます。勉強には近道はないのです。「継続は力なり」「千里の道も一歩から」などコツコツ続けることで力をためていくことでしかありません。地道な努力を重ねることが出来るというのも一つの才能です。

 例えば、一度にフルマラソン42?を走るのは難しいでのすが、1日1?,或いは3?、5?と少しづつ力をつけて粘り強く目標をもって頑張ればいつかは42?を完走しゴールにたどり着きます。勉強も同じです。目標を立て、方法を考え、諦めない強い心でこの夏に何かをなし遂げてみてください。

 特に高校3年生は、人生を左右する受験を控えている訳です。受験はすべて段取りとも言われことがあります。しっかりと先を見通して、確かな計画を立てて着実な歩みを進めてください。最後に,温暖化の影響なのか暑い夏が予測されます。特に、熱中症による事故が増えておりますので、水分補給など細目に取るなに気を配り,健康で過ごして下さい。また、毎年繰り返される水の事故,身近なところで起きる交通事故等にも十分気を付けて安全な夏休みをお送りください。

 9月1日に明るく元気な笑顔の皆さんと会えることを楽しみにしております。

中学校 夏期日光研修

7月21日(火)〜22日(水)の1泊2日で、研修に行ってきました。 今年の総合学習のテーマが「人権」なので、「足尾銅山の鉱毒事件」を中心に学んできました。 一日目の行程としては、 始めに、佐野市郷土博物館に行き、「田中正造」が「足尾銅山の鉱毒事件」とどのような関わりがあるかを学びました。 次に、今回の研修のメインである足尾銅山に行き、坑道内の展示や鋳銭座の見学をしました。 CIMG1378 IMG_0066 最後に、足尾環境センターで植樹体験をし、足尾銅山の歴史と自然の大切を学びました。 CIMG1396 IMG_0075 二日目の行程としては、 日光彫りを体験しました。全員が真剣に取り組んでいました。 CIMG1424 CIMG1425 次に、日光東照宮に行き、「三猿」、「眠り猫」、「鳴き龍」の見学をしました。また、陽明門では200年ぶりに公開になった「松と巣ごもりの鶴」の壁画を見ることもできました。 IMG_0099 IMG_0102 この二日間で学んだことを二学期以降の総合学習に役立ててもらえればと思います。